暦と角度、どちらから名付けますか?


いまから1週間ほど前に「チャーミー」が発生しました。
チャーミーとはベトナムのバラ科の花の名前から付けられているそうです。
なんとなく柔らかいピンクやオレンジ系の可愛らしいイメージがしますね。

前々回の「2. ネーミングのセンスは・・・・・・」で少し紹介しましたが、140個ある台風の名前リストの内の1つなんです。実際のニュースではこのチャーミー、現在『大型で非常に強い台風24号』と今週末は特に警戒がされています。
ゆったりしたベトナムと、その花のイメージを台風と結びつけるのはなかなか難しいかもしれませんね。
今週末にご出張、ご旅行、お出掛け予定の皆さんは、チャーミー(台風24号)の動向にご注意下さい!

24と言えば、三連休最終日の24日は十五夜でした。お月見はいかがでしたか?
少し雲がありましたが、都内からでもきれいな月を眺めることが出来ました。
各地のお月見イベントも盛り上がったようです。

月は太陽の光を反射して輝き、その光が私たちの住む地球に届いています。
地球から月を見た時、同じ方向に太陽があるときは新月、逆方向に太陽があるときは満月となります。月の満ち欠けの周期は平均29.53日です。

昔の人々は月の満ち欠けを基準にした暦を用いていました。
新月から満月までは約15日かかり、また満月から新月までは約15日かかりますので、新月の日を毎月の1日とし、15日がだいたい満月となりました。

台風ほど多くはありませんが、月の満ち欠けにも色々な名前がついています。
これらの名前は新月を1日目、満月を15日目と数えていた旧暦を元に付けられているものや、形状によって付けられているものなどがあります。

■1日目:新月(しんげつ)、朔(さく)
■2日目:二日月(ふつかづき)、繊月(せんげつ)、既朔(きさく)
■3日目:三日月(みかづき)、若月(わかづき)、眉月(まゆづき)、蛾眉(がび)、
     初月(ういづき)

■7〜8日目:上限の月(じょうげんのつき)、半月(半月)、弓張り月(ゆみはりづき)
■9日目:九夜月(くやづき)
■10日目:十日夜の月(とおかんやのつき)
■11日目:十日余の月(とおかあまりのつき)

■13日目:十三夜月(じゅうさんやづき)、栗名月(くりめいげつ)、豆名月(まめめいげつ)
■14日目:十四日月(じゅうよっかづき)、待宵月(まちよいづき)、幾望(きぼう)、
     小望月(こもちづき)
■15日目:十五夜月(じゅうごやづき)、満月(まんげつ)、望月(もちづき)、望(ぼう)、
     三五の月(さんごのつき)、中秋の名月(ちゅうしゅうのめいげつ)、
     芋名月(いもめいげつ)

新月から満月までの約15日間だけでも、このように様々な名前があります。
また、天文学的な名称には太陽と月の黄道差が「0°・90°・180°・270°」の時の4つしかありません。とてもシンプルです。

  • 新月 new moon
  • 半月(上弦) first quarter
  • 満月 full moon
  • 半月(下弦) third quarter

皆さんの知っている月の名称はいくつありましたでしょうか?