平成 7,305日 / 11,070日


元号が【令和】になりました!
そして、皆さんGWはいかがでしたか?

5/9(木)の今日は、「アイスクリームの日」だそうです。
日本アイスクリーム協会が1965(昭和40)年に制定しました。
1869年(明治2年)に町田房蔵が横浜の馬車通りに開いた「氷水屋」で、日本初のアイスクリーム「あいすくりん」を製造・販売したのがこの日なのだそうです。

そろそろアイスクリームの美味しい時期になってきました。
当時は高価な食べ物で現在の金額で8,000円もしたそうですから、中々口にできない超高級スウィーツだったのですね。

さて、
前回は平成の初期10年間のまとめでしたが、
今回は平成の中期の10年間分となります。

【平成11年】
平成11年(1999年)は20世紀最後の年ということで、ミレニアムブームになり、世界中でカウントダウンのイベントが行われました。
また、西暦(グレゴリオ暦)2000年になるとコンピュータが誤作動する可能性があるとされた「2000年問題」などで、コンピュータの管理のあり方が問われた年でもありました。

【平成12年】
祝日が日曜日のときに月曜日が振替休日となる「ハッピーマンデー制度」が導入され、
3連休や大型連休が増えました。
週休二日制が普及し始めましたが、有給休暇はまだ容易には取得できない雰囲気の職場も多かったため、貴重な連休をつくるというプラスの役割も担っていました。
「国民に余暇を楽しんでもらう」、「観光地の振興」という2つの趣旨がこのハッピーマンデー制度にはありました。

【平成13年】
9/11 アメリカ同時多発テロ事件が発生しました。
空港での機内持ち込み品の規制や、手荷物検査の強化など、テロ対策、防止が強化される契機となりました。

また国内では、ICを使った乗車カード「Suica」が導入されました。
乗車券を買わなくても改札が通れるようになり、電車を利用する際の利便性が大幅に向上しました。

天文イベントでは、11/18〜19の未明、
「しし座流雨」が日本で観測されてニュースになりました。
デビット・アッシャー博士の理論によって予報されたこの年の「しし座流星群」は、
短時間で大出現し、天文ファンにとっては大イベントとなりました。

【平成14年】
6月にFIFAワールドカップが日本と韓国共同で開催された年です。
アジアでの開催・共同開催は史上初のことで、サッカーブームが加熱し、共同開催国である韓国への注目も集まりました。

12月には、ニュートリノ天文学で小柴昌俊が「ノーベル物理学賞」を受賞しました。

【平成15年】
「オレオレ詐欺」が横行し、これ以降、高齢者をだますさまざまな手口の犯罪が生み出され、総称して「振り込め詐欺」と呼ばれるようになります。

5/9、宇宙科学研究所(ISAS)は13時29分25秒に「初代はやぶさ」を小惑星イトカワに向けて打ち上げました。

8/27、「火星の超大接近(21世紀最大の接近)」という大きな天文現象がありました。
このとき、火星と地球は6万年ぶり(5575万km)の超大接近を迎えました。

大接近と呼ばれる接近は15年または17年に一度起こります。
さらに条件の良い大接近は79年ごとに起こります。

2003年の8/27に起こった接近は、ほぼ理想に近い状態での大接近で、地球と火星は5575万8千kmにまで接近します。
前回1924年の大接近時は、火星は今回よりも約2万km遠く、2003年の方がわずかに上回っています。

21世紀のうちでは、この年から79年後の2082年に大接近があります。

この2003年の超大接近を上回るような接近は、2287年の5569万km、2729年の5565万kmまでないそうです。ですので、「超」がつく、世紀の大接近イベントでした!
200年以上も先のイベントを見るには、コールドスリープで生き延びるが、タイムマシンが必要ですね。

【平成16年】
新しい紙幣が発行され、肖像は「1万円札は福澤諭吉」、「5千円札は樋口一葉」、
「千円札は野口英世」となり、偽造防止のためホログラムも採用されました。

6/8には、「金星の太陽面通過」が日本で見られました。
日本では130年ぶりに、世界的にも122年ぶりに、金星が太陽面を横切る現象がありました。

【平成17年】
1970年の大阪万博以来の大規模国際博覧会「愛・地球博」が愛知県で開催され、モノづくりで堅調な愛知県が注目されました。
また、日本の国民的アニメである「ドラえもん」の声優陣が交代した年でもあります。

【平成18年】
8月、それまでは太陽系の第9番目の惑星であった「冥王星」が惑星から外れました。
国際天文学連合(IAU)の総会において、惑星の定義が新たに定められました。

そのときに新しく作られた太陽系天体のカテゴリのひとつが「準惑星」です。
準惑星の定義は、(1)太陽の周囲を公転している、(2)十分大きいために、自分の重力でほぼ球形をしている、(3)自分の軌道から他の天体を掃きだすことができなかった、というもので、惑星との違いは(3)のみです。
準惑星の中で太陽系外縁天体でもある天体を「冥王星型天体」と呼んで区別しています。

【平成19年】
東京マラソンが初めて開催され、新しい東京の風物詩となりました。
今では全国や世界各国から参加者が集まる一大イベントとなっています。

9/14、10時31分01秒に日本初の月探査機「かぐや」打上げられました。
かぐやは、月の起源と進化を解明するため、将来の月の利用のためなど、さまざまな観測をすることを目的として打ち上げられました。
同時に周回衛星に搭載された14種類の観測機器では、プラズマ、電磁場、高エネルギー粒子などの月周辺空間の環境・計測を行いました。

また、「かぐや」によって撮影されたハイビジョン動画はJAXAのYouTubeチャンネルで公開されたり、NHKの番組などで公開されました。
月からの「満地球の出」、「満地球の入り」などの映像は、お茶の間に感動を呼びました。

【平成20年】
7/11、iPhone 3Gが日本で発売され、スマートフォンが普及するきっかけとなりました。
9月にはアメリカで「リーマンショック」が発生し、世界中が不景気に陥りました。
ITバブルなどで上昇基調にあった日本でも景気が再び悪化し、バブル崩壊後のような就職氷河期が再来しました。

10月には、「CP対称性の破れの証明」で、小林誠さんと益川敏英さんがノーベル物理学賞を受賞しました。

2人が研究を開始したのは昭和47年の5月からで、それまでに発見されていた素粒子のクォークは3種類でしたが、クォークを6種類と考える「6元モデル」小林・益川理論を発表しました。

無名の若手が書き上げた論文は当初はあまり注目されず、「クォークが本当に6種類もあると思うのか」と先輩研究者からいじめられたこともあったそうです。
それから30年余の歳月を経て、この時ようやく正しさが認められました。

ノーベル物理学賞を受賞した小柴昌俊博士とともに、「生きてるうちに受賞できて良かった」などと、このときは話していたそうですよ。

自身の理論が証明されるまで30年。
科学技術が日々急速に発展している今日ではもうすこし、
結果が導かれるのが早いかもしれませんが、宇宙の研究はまだまだ長くかかりそうです。

皆さんは、30年、40年〜かけて続けられるものはありますか??