寒い冬のあれこれ 予防や対策はいかがですか?


3連休はいかがでしたか?
今週末も晴れそうですね。

本日1/17(木)は、「防災とボランティアの日」です。
24年前の1995年1月17日に発生し、関西方面で広く甚大な被害をもたらした
「阪神・淡路大震災」にちなんで制定された記念日です。

当事の阪神・淡路大震災では、政府や行政の対応の遅れで被害が拡大したと批判された一方で、「学生を中心としたボランティアによる支援活動」が活発化し、そしてその活動が全国に広がっていったことから、日本の「ボランティア元年」と言われました。

これをきっかけに、ボランティア活動への認識を深め、災害への備えの充実強化を図る目的で、震災翌年の1996年から実施されました。
この日を中心に前後の3日を含む計7日(1月15日〜21日)を「防災とボランティア週間」と定められています。

そして今週末の1/20(日)は,二十四節気の「大寒(だいかん)」です。
大寒は寒さが厳しくなり、1年で最も寒い時期と言われています。
気温が低くなり、乾燥も増してきますので、火の元にもごうかお気をつけ下さい。

皆さんの防寒対策はもうバッチリでしょうか?
冬は防寒の他にも風邪やインフルエンザ対策が必要ですね。

一昨日のお昼頃は少し雨がぱらつきましたが、空気が乾燥していることが多いこの時期、コレに悩まされている、という方も多いのではないでしょうか。

コートやマフラーを取ったときの「パチパチパチッ」というあれや、ドアノブや手摺りを触ったときの「バチッ」となるあれです。そうです、静電気!!
皆さんの静電気対策は大丈夫ですか?

静電気は、衣類の摩擦によって起こります。
重ね着をしていると、衣類同士の摩擦によって発生します。この時期は、服を脱ぐ時などに静電気が発生しやすくなります。

一方の衣類にプラス(+)電気、もう一方の衣類にマイナス(−)電気を帯ることがあり、これを帯電といいます。
この状態ですと、帯電している衣類から静電気が「放電」されることによりプラス(+)電気とマイナス(−)電気が引き合って、「パチパチパチッ」、「バチッ!!」というあれが発生します。

女性は経験があるかと思いますが、ストッキングとスカートの裏地がまとわりつく現象なども、これにあたります。
そして、重ね着をしていて、上着やカーディガンなどを脱ぐ時も、同じ現象が起こって静電気が発生しやすくなります。

重ね着をする「素材の組み合わせ」に気をつけると予防のひとつになります!

現在の衣類は様々な種類の素材から作られており、素材によってプラス(+)電気を帯びやすいものと、マイナス(−)電気を帯びやすいものがあります。
このプラス(+)素材とマイナス(−)素材が擦れ合ったとき静電気が発生しやすくなります。

つまり、プラス(+)素材とマイナス(−)素材を組み合わせて着るほど、静電気を溜めやすくなってしまいます!!

●プラス(+)に帯電しやすい素材
↑ナイロン
↑ウール
↑レーヨン

シルク、絹
木綿


↓ポリエステル
↓アクリル
↓塩化ビニール
●マイナス(−)に帯電しやすい素材

↑上にいくほどプラス(+)に帯電しやすく、↓下にいくほど(−)マイナスに帯電しやすい素材です。

例えば、「ナイロン(+)のタイツとポリエステル(−)のスカート」は静電気の発生しやすい組み合わせです。
男性は綿シャツ派が多いのかもしれませんが、「ポリエステル(−)のシャツとウール(+)のカーディガン」も静電気の発生しやすい組み合わせです。

素材同士のプラスマイナス(±)の電位差が大きければ大きいほど、静電気は起きやすくなりますので、重ね着の際は参考にしてみて下さい。

なお、プラス(+)とプラス(+)、マイナス(−)とマイナス(−)のように、同じ性質の電気を帯電する素材ならば擦れ合っても静電気は発生しにくくなります。
もともと帯電しにくい綿や麻などの素材は、摩擦で静電気は発生しません。

よって、異なる素材同士での重ね着をしても、帯電しにくい「綿」を取り入れれば静電気は発生しにくくなります。
ウール(+)とウール(+)の同じ性質、ポリエステル(−)と綿などならば、発生しにくい組み合わせです。

その他、静電気防止スプレーやブレスレットなどのグッズを身に着けたり、ハンドクリームなどで乾燥対策をしたり、こまめな水分補給で身体の帯電体質の予防をするなど、
寒い冬の不快な「バチッ!!」を予防しましょう!