スーパーブラッドウルフムーン !!
(Super Blood Wolf Moon )


全国各地でインフルエンザが大流行していますね。
皆さんは体調はいかがですか?

今週はじめの21日(月)は満月でした。皆さんご覧になりましたか?
いつもよりちょっと大きいような、卵の黄身のようなオレンジがかったような色をしていませんでしたか?

実は今回の満月は【スーパーブラッドウルフムーン(Super Blood Wolf Moon)】と呼ばれ、アメリカ大陸で観測されニュースにもなりました。
何となくホラーっぽいような、または何かのゲームの大技の名前のようですね。

スーパームーン」は以前に少し記事にしたり、ニュースなどでも度々紹介されていますので、ご存じの方も多いかと思いますが、「地球から見た月の見かけの大きさが最も大きく見える満月」です。

そして、「ブラッドムーン(Blood Moon)」は昨年の1月30日にも話題になりましたので、こちらの方が覚えているという方もいるかもしれません。
「赤い月」は皆既月食のことです。
皆既月食の場合、光の反射で月が血のような真っ赤な色に見えることが知られています。
つまり、「スーパーブラッドムーン」は、月と地球の距離が近く大きく見えて、月が血のように赤くなる皆既月食のことで、ふたつの現象が重なっているものです。

ほぼ1年前の2018年1月30日に観測された皆既月食は、「スーパー・ブルー・ブラッドムーン(Super Blue Blood Moon)」というものでした。
え??こんどは青?ブルー?と思いますよね。
先程の最も見かけ状大きくて赤い月、スーパー・ブラッド・ムーンの中に「ブルー」という言葉が入っています。

これは、「ブルームーン(Blue Moon)」という1ヶ月の間に満月が2回ある「稀なこと」を指す「ブルー」の意味です。そして、昨年のスーパー・ブルー・ブラッドムーンは、「スーパームーン」+「ブラッド・ムーン」+「ブルームーン」という3つの条件が揃った天文現象で、「150年ぶりに観測された」まさに稀なものでした。

では今週21日(月)のアメリカ大陸で観察された皆既月食、「スーパーブラッドウルフムーン」の「ウルフ(Wlof)」とは何でしょう??

この「ウルフ(Wolf)」は「ウルフムーン(Wolf Moon)」のことを指していて、
実は【1月の満月の呼び名】なんです。
日本でもお月さまのことを三日月、十六夜、立待月、望月などど形や日付によって色々な呼び方をしますが、英語圏では満月を月によって様々な名前で呼びます。

1月はWolf Moon(狼月)の他にも、Old Moon(古月)やIce Moon(氷月)などとも呼ばれています。
ネイティブアメリカンや中世のヨーロッパの人々は、真冬の雪の中で食糧不足を嘆く飢えた狼の遠吠えにちなんだ名前を1月の満月に付けたと言われています。

<各月の満月の呼び方>

●1月 Wolf Moon(ウルフムーン)
●2月 Snow Moon(スノウムーン)
●3月 Worm Moon(ワームムーン)
●4月 Pink Moon(ピンクムーン)
●5月 Flower Moon(フラワームーン)
●6月 Strawberry Moon(ストロベリームーン)
●7月 Buck Moon(バクムーン)
●8月 Sturgeon Moon(スタージョンムーン)
●9月 Harvest Moon(ハーベストムーン)
●10月 Hunter’s Moon(ハンターズムーン)
●11月 Beaver Moon(ビーバームーン)
●12月 Cold Moon(コールドムーン)

日本ではこの日、皆既月食とはならず、一部の北日本地域で半影月食となりました。
NASAによると、アメリカ大陸で次に満月が「スーパーブラッドウルフムーン」になるのは今から18年後の2037年だそうです。

日本での次の部分月食は西日本方面で観察するチャンスがあります。
夏休みの少し前の7月17日(水)です☆