立って座って寝て夜更け、ず〜っと待っているんです🌙


10月(神無月)になりすっかり秋の気候となりました。
皆さんの衣替えは順調ですか?

今回は月の満ち欠けの名称の後半です。
前半の新月から満月までは、二日月、三日月…十三夜、十五夜など新月を毎月の1日としていた暦の日付と連動した呼び名がたくさんありました。
満月の後から新月までの呼び方にはどんなものがあるのでしょうか。

■15日目:満月(前回記載)

■16日目:十六夜(いざよい)、不知夜月(いざよいづき)、既望(きぼう)
■17日目:立待月(たちまちづき)
■18日目:居待月(いまちづき)
■19日目:寝待月(ねまちづき)、臥待月(ふしまちづき)、亥中の月(いなかのつき)

■20日目:更待月(ふけまちづき)
■23日目:下弦の月(かげんのつき)、二十三夜月(にじゅうさんや)、
     弓張月(ゆみはりづき)
■26日目:二十六夜(にじゅうろくや)、有明の月(ありあけのつき)、残月(ざんげつ)、
     暁月夜(あかつきづくよ)
■30日目:三十日月(みそかづき)、晦日月(みそかづき)、晦・晦日(つごもり)

「〜待月」と、後半は月が昇ってくるのを「待つ」呼び方が多いようです。
明かりの少なかった昔の人々にとって、真っ暗な夜を照らすお月さまは、今か今かと待ち遠しかったのかもしれません。

天文学的な分類では新月・半月(上弦)・満月・半月(下弦)の4種類でしたが、時間帯や形状による名前も付けられています。

・夕月:夕方に見える月          ・繊月:三日月などの細い月
・宵月:宵、夜更けに見える月       ・眉月:眉のような形の月
・有明月:夜明けの空に見える月      ・弓張月:上弦の月、下弦の月
・暁月:暁(あかつき)の空に見える月      ・望月:(丸い)満月

この他、満ち欠けに関係する呼び名以外にもたくさんの月の呼び方がありますので、
探してみてはいかがでしょうか。

お月見に適した秋ですが、月明かりがあると見えにくくなるものもあります。
夜空の星たちです☆
10月8日(月)〜10月9日(火)にかけて、【りゅう座流星群】」が見頃となります!
極大時刻は9日の午前9時ですので、「8日の夜から9日の明け方」がオススメです。

母天体であるジャコビニ・ツィナー彗星(旧ジャコビニ彗星)の名前から取って昔は「ジャコビニ流星群」と呼ばれていましたが、2009年に国際天文学連合(IAU)によって、流星群の公式名称が一部定められました。流星群の名称には彗星名を使わないことなども決定され、この流星群の名は「10月りゅう座流星群」となりました。

この彗星は公転周期が6.6年の周期彗星です。母天体の彗星の回帰毎の6年、2公転分の13年周期毎に流星群の大出現を見せることがありました。
1933年、1946年にはなんと、1時間に数千個以上の極端な大出現(流星雨)がありました。
1998年には日本を中心に1時間あたり100個近い流星が観測されています。

前月の10日に地球に最接近をしたこのジャコビニ・ツィナー彗星は、母天体の回帰する2018年はある程度の大出現のチャンスがあるかもしれない!?と期待がされて来ました。
しかし、流星密度の濃いダスト・トレイルとの接近がなく、流星が大出現する可能性は低いのではないかと予想がされています。
1時間あたりに数個(5個くらい?)程度の出現になかもしれないそうです。

9日(火)が新月ですから、月明かりに邪魔されずに星空観察をすることが出来ます。
のんびり秋の星空と流れ星探しをしてみてはいかがでしょうか☆