しぶんぎ座+ペルセウス座+ふたご座=
三大○○○


北風が冷たくなってきました。
そろそろ使い捨て(または充電式)カイロが必要ですね。

因みに、「ホカロン」や「ホッカイロ」などは商品名で、
正式名称は「携帯式使い捨てカイロ」なのだそうです。
カイロは「懐炉」と書き、携帯して懐中に入れて暖をとるもののことを指します。

カイロ(懐炉)は、古くは平安時代頃から使われており、今のように使い捨てではありませんでした。
石を火鉢などで温めて真綿や布などで包んで温度を調節してから、懐中に入れて胸や腹などの暖を取るために用いられた「温石(おんじゃく)」が昔は使われていました。

アツアツに熱した石を素手で触ってヤケドをしてしまわないように、温石の石には金属などの棒が引っ掛けられるような小さい穴が空けてあるそうです。
懐中だけでなく、湯たんぽのように寒い日には布団の足元に置いて使用していたと言われています。

江戸時代頃まではこの「温石」がカイロとして一般的だったようです。
防寒のためだけではなく、治療の効果も期待されていたとあります。
漢方医学の世界や、スパなどで女性に大人気の岩盤浴も原理的にはこれに近いそうです。

また、カイロ(懐炉)である温石に関係した面白いお話があります。
「懐石(かいせき)料理」を食べたことはありますか?
気軽に食べられるような料理のイメージではないですよね。

「懐石」とは、「石を懐(いだ)く」と書きます。
この石とは、「温石」のことを指しています。
禅寺の修行僧が修行中の寒さや空腹をしのぐために「懐(ふところ)」に「温石」を入れたことから、「懐石」という語が出来たそうです。

ここから、戒律で定められた食事以外に摂る軽い食事のことを指すようになり、温石でお腹を温める程度に空腹を癒やして温める軽い食事、あるいは客人をもてなす料理、そんな意味で用いられたものだったのだそうです。

「懐石料理」の語源がこんなところから来ていたとは、意外ですね。
その後、時代が進むに連れて、茶の湯の席に出される料理のことを「懐石」と呼ぶようになりました。茶懐石とも呼ばれたりします。
茶の湯の世界ではだた懐石と呼び、懐石料理とは呼ばないそうです。

懐石料理と呼ばれるようになったのは、江戸時代の中期頃からで、茶の湯から離れた料理茶屋で、懐石に料理と言う語をつけて「懐石料理」と呼ぶようになったそうです。
もう1つの「会席料理」は、俳諧や連歌の席で出される酒宴を伴う料理のことを言ったそうですよ。

さて、12月13日(木)・14日(金)は、「ふたご座流星群」の活動が極大です!
タイトルの○○○に入る答えは、【流星群】でした!!

今夜、明日に見頃を迎える「ふたご座流星群」は、1月のしぶんぎ座流星群、8月のペルセウス座流星群と合わせて、三大流星群と呼ばれています。

ふたご座流星群の放射点は、ふたご座の2等星・お兄さんのカストルの近くにあります。放射点が東の空の高い位置に昇って来る22時から翌日の未明にかけての時間帯が観察に適しています。

今夜13日(木)は上限前の月が22時頃には沈み、明日14日(金)は23時頃、翌15日(土)は上弦の月が24時には沈むため、その後は月明かりのない良条件で観察をすることができます。
20時頃から流星が出現し始め、夜明け前まで出現が続きます。予想の極大時刻は21時頃とされています。

最も空の条件の良いところでは1時間あたり40~60個程度、空が明るいところや視界が開けていないところで実際に見えるのは20~30個程度と予想がされています。

防寒対策をしっかりとした上で、ゆったり夜空を眺めて下さいね☆