1115 は 753


都内のイチョウも日毎に黄葉してきました。

そろそろ各地で夕方からのライトアップ🎄✨が始まる頃ですね。

本日は七五三です!遠い記憶でやったような…ウチはまだこれから…ちょうど今週末に…などなど。皆さんそれぞれですが、そもそも七五三はいつ頃に始まったのでしょうか。

今ほど医療💉の発達をしていなかった昔は、こども👶の死亡率が高く、こどもを七五三の齢まで無事に育てることはとても大変なことでした。よって、節目毎にこどもの無事な成長を願い🙏祝う儀式が宮中を中心として行われてきました。

七五三は古くからの風習である三才の男女児の「髪置(かみおき)」、五才の男児の「袴着(はかまぎ)」、七才の女児の「帯解(おびとき)」に由来すると言われています。

数え年で3才(満2才)・5才(満4才)・7才(満6才)とするのは奇数を縁起の良い数と考える中国大陸からの思想の影響があったからと言われています。

【髪置(かみおき) 3歳👦👧】

男女児ともに行われた儀式で、この日を境に髪を伸ばし始めます。

平安時代、男女とも生まれて7日目に産毛を剃り、3歳までは坊主頭で育て、髪を伸ばし始めるのが3歳の春からでした。この際に「髪置き」の儀式が行われました。


【袴着(はままぎ) 5歳👦】

男児が初めて袴を着ける儀式です。

平安時代は男女ともに5~7歳になると初めて袴を着ける「袴着」儀式が行われました。江戸時代以降は、男子のみの風習となり、少年の仲間入りを果たす意味合いがあります。

【帯解(おびとき) 7歳👧】

女児が幼児用の付紐をやめて、大人の帯を締める儀式です。

鎌倉時代に紐をつけて着付けていたこどもの着物の紐をとって帯を結ぶ儀式が始まりました。これが「帯解の儀」となったのは室町時代です。男女ともに9歳で行われていましたが、江戸末期から男児は5歳、女児は7歳となりました。

現在のように、七五三を11月15日または前後にお祝いするようになったのは江戸時代からと言われています。五代将軍徳川綱吉が長男の徳松の健康を盛大に祈願したことから武家や裕福な商人へ伝わり、さらには庶民に広まったと言われています。

そして、七五三と言えば、甘くて美味しい「千歳飴」!

千歳飴は、浅草の浅草寺が発祥と言われています。紅白に染めた棒状の飴を浅草寺で「千年」のネーミングで売り出したのが評判となったそうです。江戸時代の元禄の頃、浅草の飴売りの男が紅白の棒状の飴を「千年飴」・「寿命糖」と言う名前で売り歩いたのが始まりだと言われています。

また、大阪の商人が江戸に出て「長い長い千歳飴を食べると千年もの長寿になる」と言って千歳飴を売り始めたという説もあります。

11/15は天文学者「フレデリック・ウィリアム・ハーシェル」の誕生日🎂でもあります。

ハーシェルは教科書にも登場したことのある人物ですが、最も有名な功績は「天王星」の発見です。

元々は音楽家で演奏の他、交響曲の作曲などもしていたそうですが、数学や天文学に興味を持ち、月🌙や星雲の観測🌌など、更にはたくさんの望遠鏡を制作しました。

天王星の他に、土星の第一衛星である「ミマス」や、第二衛星の「エンケラドゥス」を発見したのもハーシェルです。

「エンケラドゥス」の氷で覆われた白い表面の地下には液体の水・地下海が広がっていることが近年発見され、地球以外の生命の存在する有力な候補星のひとつです。

週末はハーシェルのように星空を観察してみませんか❓

17(土)〜18(日)は「しし座流星群🌠」の活動が極大を迎えます!

予測時刻は午前7時〜8時ごろと夜明けの後ですので、18日の未明から明け方🌅にかけてが見頃となります。

月🌓は18日24時ごろに沈むため、月明かりの影響はほとんどありません。

1時間あたり5個程度の予想です。観察の際には防寒🧥🧣の準備をしっかりしてのんびり眺めてみましょう🌟