母の日は、母への愛・感謝・熱烈な愛・・・ どれを渡しましょう?


ゴールデンウィークはいかがでしたか?
9連休というロングの方もいらしたのではないでしょうか。

連休中の5月5日(土)はこどもの日でしたね。日本の国民の祝日に関する法律によると、「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する日」だそうです。都内でもゴールデンウィーク中には鯉のぼりを揚げている家がたくさんありました。東京タワーでは、タワーの高さ333mにちなんで333匹の鯉のぼりの泳ぐ姿と、友好関係にある岩手県大船渡市から送られた「大漁旗」、そして長さ6mの1匹の巨大な「さんまのぼり」が掲げられ、埼玉県加須市の利根川の河川敷では、なんと全長100m、重さ330㎏のジャンボこいのぼりの遊泳がTVでも話題となりました。
また、この日は24節気の上では「立夏(りっか)」、夏の始まりの日でした。夏が立つと書くことから夏の気配が感じられる時期のことを指します。天文学の上では、立夏は「太陽が黄径45度に達した時」と定められていますので、毎年同じ日付とは限りません。
こどもの日の3日前、5月2日は「八十八夜」という雑節でした。雑節とは、昔の人々が季節の変わり目を把握するために用いていた物で、お彼岸も雑節となっています。「夏も近づく八十八夜〜、野にも山にも若葉が茂る〜」という茶摘みの歌があるのをご存知ですか?この歌では八十八夜=お茶の摘み時のイメージですが、八十八という漢数字を組み合わせると「米」という字になることから、農家にとって種まきをはじめとした農作業の重要な日にちでした。産地によって気候が異なるため、実際にこの歌の通りに立春から数えて88日目に茶摘みが出来るのは、現在では関西地方あたりのようです。

さて、母に感謝する日、母の日は間もなくです!カーネーションの準備はいかがでしょうか?母の日にカーネーションを贈る習慣は、1907年、アメリカのアンナ・ジャービスが母の命日に、母が好きだった白いカーネーションを教会で配ったことがはじまりとされ、1914年にウィルソン米国大統領が5月の第2日曜日を母に感謝する日として記念日にしました。日本では1949年頃からアメリカにならって母の日を祝うようになりました。
花それぞれに花言葉は幾つもありますが、同じ花でも色によって意味が変わってきます。よく、「黄色いバラを恋人に送るのはNG」と言われますが、バラ自体の基本の花言葉は「愛・美」です。でも色毎になると黄色は「嫉妬・笑って別れましょう」という意味があるんです!花言葉を知っている人ならば、えぇ?どいういうことなの?となりかねませんので、せっかくキレイな花束も渡すお相手や渡し方には注意が必要です。この他にも「友情・献身・信頼と尊敬」など、友人に送る時に使える花言葉や父の日のプレゼントに黄色のバラを渡すことがあります。
カーネーションはどうでしょうか?カーネーション全体の花言葉は「純粋な愛情・感動・女性の愛」などです。皆さんは小さい頃から赤色のカーネーションを折り紙で作ったり、生花でお母さんに渡していませんでしたか?赤は「母への愛・母の愛・純粋な愛」という意味があります。日頃の感謝の気持ちと共に愛情を込めてお母さんへ赤いカーネーションを渡していたのですね。また、ピンクは「美しい仕草・感謝」という意味がありますから、赤とピンクの組み合わせはより素敵です。
他の色では、紫は「誇り・気品」、オレンジは「熱烈な愛・純粋な愛」、白は「尊敬・私の愛は生きている」という意味があり、白は献花に使われたりもします。
そして・・・黄色のカーネーションには「嫉妬・愛情の揺らぎ」というバラ同様にネガティブな意味もありますので、お花好きのお母さんへ渡す際にはフォローを入れると良いかもしれません。