桜は未だか、花も団子も待ち遠しい


インフル花粉症という言葉を近頃何度か耳にしました。
同時の発症、今年は多いそうですよ。

先週末から暖かな風が舞う初春らしいお天気が続き、茨城の偕楽園では園内の至る所で梅が紅白の花を咲かせはじめ、都内の浜離宮恩賜庭園では真っ黄色な菜の花畑が満開になりました。やっと春らしくなった!と思った途端、今週半ばからは急に寒さが戻って来ました。お天気予報などでは「三寒四温」と言う言葉で表現されています。毎年、春先になるとよく耳にする言葉です。元々は中国の冬の時期についてのことで、寒い日が3日くらい続いていて、その後に比較的暖かい日が4日続くと言う意味の言葉です。冬の気候について使われていた言葉だったのですね。ですが、日本の冬にはこの様な寒暖の周期はなかったため、冬ではなく寒暖の変化がはっきりと現れるようになる春先に「三寒四温」が用いられるようになったそうです。
寒かったり暖かかったり服選びにも毎日悩みますが、そんな時は薄い服の重ね着をするレイヤリングがおすすめです!こまめに温度調節をしましょう!

さて、今週末3月11日は七十二気候の内、「桃始笑(ももはじめてさく)」桃の花が咲き始める頃となっています。今年の東京の桜はどうでしょうか。現在の都内の桜のつぼみの生長率は76%とのことでもう間もなくです!予想では3月17日に開花、そして満開の予想は3月24日です。皆さんお花見の準備は始めていますか? 
都内には桜の名所がたくさんあります。浅草、東京スカイツリーから近い隅田公園の桜もそのひとつです。「日本さくら名所100選」にも選定されています。
江戸時代、八代将軍・徳川吉宗のはからいにより、隅田川の河川敷に桜が植えられたのが始まりです。江戸の庶民たちも楽しんだ桜並木ですが、娯楽としてだけではなく隅田川の氾濫対策として桜が植えられ河川敷が整備されたという説もあります。そんな隅田川では川を挟んで台東区側と墨田区側の約1キロに渡る両岸に桜並木があります。墨田区側の隅田公園内には、ソメイヨシノをはじめ、ヤマザクラ、オオシマザクラなど約40種もの桜の木々が立ち並んでいます。
毎年両区ではさくらまつりが開催され、墨田区側の隅田公園周辺では3月21日(水)〜4月10日(火)の期間「墨堤さくらまつり」が開催されます。桜の開花にあわせて、模擬店や向島芸妓茶屋が出店し、夜になると桜のライトアップや提灯の点灯が行われます。夜の隅田川に浮かび上がる粋な桜と現代的な東京スカイツリーが楽しめます。
台東区側では3月20日(火)〜4月8日(日)の期間「隅田公園桜まつり」が開催される予定です。台東区側は道幅も比較的広く、向かいの墨田区側の桜並木とスカイツリーをセットで眺めることが出来ますので撮影スポットとしてもおすすめです。更には水上バスや屋形船に乗って、両岸の桜並木をゆっくりと眺める風流なお花見をすることも出来ます。さくらまつりの期間はお花見日和になると良いですね。