旅行計画はお早めに!ソ米日の初記念日☆


これからしばらくは行楽のシーズンですね。
海、山、高原、温泉やテーマパークなどGW皆さんの旅行計画はいかがですか?

4月12日(木)、今日は『世界宇宙旅行の日』です!宇宙旅行へ行ってみたいと思いませんか?まだ民間人の私たちにはお値段や体力などの事前準備の段階で気軽には行けない場所ですが、いつか宇宙(軌道)エレベーターを使って簡単に宇宙と地球の往復が出来るかもしれません。今では各国で連携したり、それぞれ得意分野を活かした宇宙開発をしていますが、1950年〜1970年はソビエト連邦とアメリカ合衆国、この2つの国の間で「どちらが先に宇宙へ行くか=技術力が上か」を争う、宇宙開発競争の激しい時代でした。

世界宇宙飛行の日は、2011年に国連総会で制定されました。1961年、今から57年前の4月12日に世界で初めて「有人の宇宙衛星船・ソビエト連邦のボストーク1号」が打ち上げに成功したことに由来しています。当時は27歳だったユーリ・ガガーリンが1時間48分をかけて地球を1周しました。ISS(国際宇宙ステーション)は地球1周は約90分ですから、ほんの少しだけゆっくりですね。そして高度7000mからパラシュートで帰還をしました。宇宙へ行くのもそこから帰ってくるのも一番最初なのです。何があるか分かりません。ドキドキですね。彼の「地球は青かった…」という言葉は有名ですが、直訳すると本当は少し違うようです。人類で初めて大気圏の外へと飛び出した人類の記念すべき第一歩の日。天文宇宙ファン・宙ガール&ボーイにとっても記念すべき日なのです!

また、63年前の1955年4月12日、東京大学生産技術研究所の糸川英夫博士が率いる研究チームが日本初のロケットである、長さ約23cmのペンシルロケットが東京・国分寺で水平発射に成功した記念すべき日でもあります。ペンシルロケットは、将来のロケット旅客機開発の実現を睨んだロケット推進の研究を目的として開発されていました。その形が鉛筆のようであるところからこのペンシルという愛称が生まれました。ガガーリンに比べると小さな出来事に思えますが、当時、宇宙開発の分野ではアメリカやソビエト連邦から大幅に出遅れていた日本にとって、「日本のロケット開発・宇宙開発の第一歩」となった日なのです。

ソビエト連邦、日本の他にアメリカはないの?と思いましたか。実はあるんです!
4月12日は宇宙関連の初記念が3つあります。今から37年前の1981年の4月12日、アメリカ航空宇宙局(NASA)のスペースシャトルがケネディ宇宙センターから打ち上げられて初飛行した日です。シャトルのコロンビア号に乗り込んだのはジョン・ヤング機長とロバート・クリッペン操縦士の2名で、2日と6時間の飛行で軌道上を36周しました。その後もスペースシャトルは27回の飛行に成功しています。
ジョン・ヤング宇宙飛行士はジェミニ計画で2回、アポロ計画で2回、スペースシャトル計画でも2回飛行しており、74歳で引退するまでは最高齢の「現役の」ベテラン宇宙飛行士でした。