まだ寒いのにもう立春!?目には見えても分からない赤く巨大な狩人の星☆


昨夜の皆既月食は如何でしたでしょうか☆
次回は7月28日(土)の未明だそうです。

明後日2月3日は(土)「節分」、翌2月4日(日)は「立春」ですね。
節分とは季節を分けることを意味し、各季節の始まりの日の前日を指していたので、立春・立夏・立秋・立冬と4回ありました。今のように立春の前日を指すようになったのは江戸時代以降のことなのだそうです。お家によって、豆まきをする・恵方巻きを食べる・柊とイワシを飾る、など節分の迎え方も様々です。皆さんは今年の節分の準備はいかがでしょうか。

さて暦の上ではもう春ですが、まだまだ気候は寒い冬。
宵の空でもまだまだ冬の星が明るく輝いています。冬の夜空の有名人と言えばこの人!狩人の星座のオリオン座!砂時計のようなリボンを縦にしたような星の並びは街中でも見つけやすい形をしています。
そんな砂時計の左上にある赤い星、オリオンのわきの下にあたる「ベテルギウス」という星をご存知ですか?おおいぬ座のシリウス、こいぬ座のプロキオンと共に冬の大三角を形作っている星です。
ベテルギウスは赤色超巨星と呼ばれていて大きさが太陽の1000倍もあり、命が終わろうとしている星です。近年、その形がゆがんで不安定になってきていることなどから間もなく爆発して寿命を迎えると考えれている大注目の星の1つです。
地球からは光の速さで約640光年離れたことろにあります。640光年?光年ってなに??と思った方、光年とは光の速さで1年に進むキョリのことです。私たちがよく使っているキロメートルにすると1光年は約9兆5000億kmとなります。ますます分かりにくくなってしまいましたか?
640光年ですと、だいたい日本の室町時代くらい、この頃にベテルギウスが発した光が今の地球の私たちの目に届いているほど遠く長〜い時間の掛かるキョリです。私たちがいま目にしているのは640年前のベテルギウスの姿です。
つまり、もしかするとベテルギウスはもう爆発して無くなってしまっているかもしれないのです!そう遠くない未来には見慣れたオリオン座が別の名前の星座として生まれ変わっているかもしれません。