本所吾妻橋商店会コラボイベント『まち弟子』第1回を開催しました!


3月13日、まちのまなび処では、

本所吾妻橋商店会と一緒に企画した仕事体験学習イベントの第1回『まち弟子』を開催しました!

募集開始が直前となりながらも、たくさんのご応募をいただき、賑やかな開催となった本イベントの模様をレポートします。

まち弟子の詳しい説明についてはこちらをお読みください。

adumabashi


目次

  1. 大人も羨む!場所も道具も本物だから面白い本格的仕事体験
  2. 大人には作れない!子どもの発想力だからできる予想を超えたスゴいポップ

 

1. 大人も羨む!場所も道具も本物だから面白い本格的仕事体験

 

まち弟子の目玉は、なんといっても、商店会の各個店が行う仕事体験

最近は、キッザニアやグッジョバなど、仕事体験ができる大型アミューズメント施設が人気ですが、

いわば、そういった仕事体験を地域密着で小規模に開催したものが『まち弟子』です。

大型施設に比べれば規模は小さいですが、他にはない本物という面白さがあります。

本物のお店で、本物の道具を使って、本物の職人さんに教わりながら仕事体験できるのはまち弟子ならではです。

規模が小さいというのも、参加者の立場からすれば、少人数で濃密な体験ができるから、嬉しいですね。

 

今回の参加店舗は、

  • フレンチ・洋食の「レストラン エクセル阿部」さん
  • 蕎麦・和食の「そば処 ゆう庵」さん
  • 革製品の「革バッグ工房 KIYOKAWA」さん

の3店舗。さて、どんな仕事が体験できるのでしょうか。

 

こちらはレストラン エクセル阿部さんでの「シェフ体験」

excelabe1

すみだブランドにも指定されているガトーショコラと春らしい新玉ねぎとキウイのドレッシングのサラダを作ります。

普通の料理教室と違って、作るものは子ども向けではありませんが、その調理過程は子どもでも調理できるように工夫されています。

レシピをもらい、シェフのデモを見せてもらって、出来上がったお手本を試食したら、いよいよ調理開始です。

味を見ながらお好みのドレッシングに仕上げ、ガトーショコラが焼きあがったら、ソースで文字を添えて、完成です。

excelabe2

赤いテーブルクロスの素敵なテーブルで、自分の作った料理を食べてみます。

とってもおいしく、上手にできたようですが、やっぱりシェフが作ったものはさらに美味しかったと、みんなでシェフの凄さを再認識しました。

excelabe3

 

 

こちらはそば処 ゆう庵さんでの「料理人体験」

yuan1

浅草の寺方蕎麦のお店で精進料理の修行も積んだ店主と一緒に、春の彩りが綺麗な白和えを作ります。

白和えを食べたことがない子どもたちは、果たして楽しめるのでしょうか。

イチゴとリンゴ、エビと山菜、かぼちゃと枝豆を使った三種類の白和えなので、まずは、具材をカットします。

カットが終わると、いよいよ豆腐を網で丁寧に濾す作業です。黙々と木べらで豆腐を押し、濾していきます。

子どもにとっては地味そうな作業に思えましたが、案外ハマっているようです。

yuan2

子どもたちは交代で1丁の豆腐を濾すと、それぞれ思い思いの具材を混ぜ込んで、完成です。

出来上がった白和えと店主さんを一緒にフレームに収めて、満足げです。

yuan3

 

 

こちらは革バッグ工房 KIYOKAWAさんでの「職人体験」

kiyokawa1

針も鋏も使わずに、おしゃれなペンケースとオリジナルコースターを作ります。

一枚革から革製品を作り上げる体験を子どもたちでもできるようにと、この日のために店主が考案してくれた特別なワークです。

kiyokawa2

一枚の革を折りたたんでペンケースの形にした後、ポンチで穴を開け、革の紐を通して縫製します。出来上がったペンケースとコースターに、半田ごてを使ってネーム入れをして完成です。針も鋏も使っていませんが、革の良さを感じながら、実際に売っているような商品を作ることができる体験でした。

kiyokawa3

 

2. 大人には作れない!子どもの発想力だからできる予想を超えたスゴいポップ

 

ポップ作りでは、講師としてデザイン会社の方々やコンサルタントの方をお招きしました。

子どもたちは、ポップを作るときのポイントを講師から学んで、いざ制作開始です。

体験中は、学ぶというよりも体験を純粋に楽しんでいる様子でしたし、店主さんのお話もそれほど真剣に聞いていないように見えたので、ポップに何も書けないのではないかと不安でしたが、

ポップ作りが始まってみると、みんな書きたいことが溢れてくるようで、

むしろ、ポップとして機能させるために、どう表現したらよいかという高度な悩みが生まれていました。

pop1

悩みながらも、子どもだからこその発想力で、それぞれに印象的な色使いやコピーライティングを発揮し、結果的に大人顔負け、いや大人には作れないポップが出来上がりました。

pop2

作ったポップはお店に持って行き、表現の工夫などをプレゼンした結果、全員のポップがお店に設置されることになりました。

商店街の店主さんと学習施設とのタッグによる体験型学習イベントという、これまでにない試みでしたが、予想以上に満足度の高いイベントとなりました。

どの授業も興味深く、大人向けに開催しても成立するほど、本格的なものでした。

次回のまち弟子は、夏頃に開催の予定です。どんな店舗でどんな仕事体験ができるのか、今から楽しみです!

 

〜〜〜本所吾妻橋商店会「まち弟子」〜〜〜

主催:まちのまなび処(トップページへ

共催:本所吾妻橋商店会(吾妻橋地区活性化協議会HP

協力:株式会社オーバル(会社HP