宇宙へ行った深紅の車。CG?SF?いいえリアル、火星を目指して進みます!


節分の日の豆まき、恵方巻きはいかがでしたか?
今月は行事が続きます。

昨日2月7日(水)は「初午(はつうま)」でした。初午とは2月最初の午(うま)の日のことで、この日には稲荷神社のお祭り(初午祭)が行われます。711年に京都にある伏見稲荷大社のご祭神、宇迦之御魂神(ウカノミタマノカミ)が伊奈利山に降臨された日と伝えられています。狐は春になると山からおりて田んぼのネズミを食べ、秋になると山へ帰ることから、稲荷神の使いであると考えらてきました。初午では稲荷神の使いである狐の好物と言われている油揚げなどを奉納し、家内安全や商売繁盛、開運などをお願いします。
甘く煮込んだ油揚げとすし飯の相性がバツグンな、いなり寿司ですが、いなり寿司は東日本では細長い米俵の形をしているものが多く、西日本では三角の形のものが多いそうです。東日本では稲荷神が農耕の神様であることから米俵の形のいなり寿司となり、西日本では使者である狐の耳の形からとって三角形のいなり寿司となったと言う説があります。皆さんは米俵の形、狐耳の形、どちらのいなり寿司を食べますか?

さて、ライブ中継を見た方がいるかもしれませんが、(日本時間)昨日のアメリカでは、NASAのケネディ宇宙センターからちょっと変わったロケットが打ち上げられました!アメリカのSpaceX(スペースエックス)社が火星移住を目標に開発してきた現時点での世界最強の実用超大型ロケット「Falcon Heavy(ファルコンヘビー)」です。民間の宇宙開発会社がファルコンヘビーのような強力なパワーを持ったロケットを打ち上げたのは史上初です。また3基あるブースターの内、1基は失敗してしまいましたが、2基は回収に成功し再利用が可能とのこと。ロケット打ち上げの低コスト化が期待されています。
そしてこの打ち上げでロケットに搭載されたのは、「車」です。宇宙探査などや宇宙飛行士の作業に使う車ではありません。アメリカの自動車メーカーの電気自動車「Tesla Roadster(テスラ・ロードスター)」です。市販車では世界初の宇宙に出た車ということになりました。電気自動車では最速と言われる深紅色をしたこのスポーツカーに宇宙服を着たマネキンを運転席に座らせて火星に向けて打ち上げたのです。打ち上げから6時間ほど飛行したのち、地球と火星の公転軌道を遷移する楕円軌道に向かい、半永久的に深紅のスポーツカーが太陽を周回するという計画だそうです。
打ち上げ直後は、車のフロントガラスから見える景色は青い地球でしたが、次は赤い大地の火星が見えてくるかもしれません。そうと思うと今後の飛行も楽しみですね☆

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